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息が苦しくても救急車を呼べない現実

2021年8月8日

自宅療養者が増加中

今現在コロナ感染者が拡大中だ。このウイルスはいくら気をつけていても罹ってしまうやっかいな病気。
8月7日は東京だけで1日4566人で、全国では15753人。もうこういう状態で何日か続いている。

死者数こそ少ないものの、いわゆる中等症と呼ばれている患者は急増。
その煽りを受けて、東京都では中等症でも軽度な場合は自宅療養とする指針をだした。

息が苦しく、悪化する可能性がある人も自宅療養。
40度近い熱が何日も出ているのに自宅療養。

これは自宅療養とは言わず、既に自宅放置だ。何の処置もしてくれないということ。

そして以下のような画像がニュースで流れた。

横になってたら息も出来ないような人が入院もできないの?
唇が紫?これって最悪な状態じゃない?
酸素飽和度って、どんなに全速力で走った後でも90%にならないよ

これを東京都の指針として出してきた。

これはコロナ患者だけの問題ではない。
緊急な人以外は手術も延期され、コロナ以外の病気をお持ちの方でも入院すら出来ない状況だ。

国や東京都は、このコロナ渦の中、1年以上何をやっていたのか?

自粛申請と飲食店への様々な規制。
病床もさほど増えず、検査能力も一向に上がらない。
ロックダウンに匹敵する法改正もしてこなかった

ワクチン接種が拡がれば収束する?
重症化は防げるかもしれないが、諸外国を見ても感染拡大は防げない。またワクチン効果の持続性もわからない。
また1年ごとに打たないといけないの?

緊急事態宣言が出ている地域が重点的に配給するわけでもなく、大企業に有利に職域接種も行い、今必要な40代、50代は打ちたくても打てない。
そのような現状がありながら、人流は減っている、私達は出来ることは全てやっている、これ以上は自粛しない国民のせいだ、と言わんばかり。

死者が少ない?
でも中等症で苦しんでいる人は全国で何千人もでており、その人達は入院すら出来ない。救急車で運ばれても何時間も搬送先が決まらない。

全てにおいて見通しが甘い。インドの状況をみていればデルタ株がいかに驚異になるか事前にわかっていたはず。

今病床を少しずつ増やしているようだが、なぜ東京ドームや体育館などに一極集中的に集めない?
野戦病院のようなものを速攻で作るべきだ。その方が多くの方を安全に医療管理できるはずだ。
自宅療養者に1件1件に連絡取る、そして見回る?こんなことをしているから人手不足になるのだ。

だが政府は自ら汚点になるようなことは絶対に行わないだろう。いかに国民に目を向けていないかわかるはず。

先日も50代女性のコロナ患者が亡くなった。自宅療養者だった。
今後も増えるのは間違いない(正式に認めるか、公表するかなどはわからないが)

独りで自宅療養は危険だ。症状がなければコンビニくらいは平気でいくだろう。
家族がいるなら尚更自宅療養はさせられない。トイレや風呂場は共有になる。
またその家族が学校や職場、買い物等に行こうものならどれだけ感染者が広がることか。

自分らの正当性が守られる手立てがないのが現状なんだろう。
ついこの間までは「国民の命と健康を守る」と言っていた。それがこの有様。

もう自分の身は自分で守るしか無い。

【追記】

すでに在宅療養者への「パルスオキシメーター(酸素飽和度を測定)」や「食料品」の配布が滞りが出ているようだ。

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