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酸素ステーションって何?課題とは?都立病院などに240床余整備する予定

東京都がコロナ感染対策の目玉としていた「酸素ステーション」の運用をはじめた。

渋谷区の旧国立児童館「こどもの白」に130床を設置し24時間態勢で受け入れる。
酸素ステーションには医師3人、看護師25人が常駐。

今後は「酸素ステーション」を都立病院などに240床余整備する予定。さらに400床まで拡充したいとしている。


図:産経新聞より

酸素ステーションとは

東京都のホームページ上では以下のように明記されている。

東京都では、新型コロナウイルス感染症の現下の感染状況を踏まえ、自宅療養中の患者で自ら救急搬送を要請した者のうち、軽症等の方を一時的に受け入れ、酸素投与等を行う「酸素ステーション」を整備することといたしました。

都内では急激な感染拡大で、自宅で療養を余儀なくされる人や入院調整中の人が急増するなどすぐに入院できない人が相次いでいる。こうした危機的な状況をうけて、比較的軽度な患者の受け入れ先として期運営された。

酸素ステーションのの役割

現時点で酸素ステーションに期待される役割は以下の点。あくまで「医療救護所」のイメージ。

  • 宅療養や通常の宿泊施設療養よりも綿密な管理・監視・トリアージ(拠点化)
  • 病床逼迫時に入院病床が確保できない場合、酸素飽和度が低い患者さんに対する酸素投与
  • 抗体カクテル療法の投与
  • その他投薬

実際は病院で行えるような胸部画像検査、血液検査、点滴治療などが十分可能というわけではない。

しかし今後は点滴が可能となる見込みのステーションもあり、その際に抗体カクテル療法を投与される機会が増えていくかもしれない。


※図:abemaより

※図:倉原優(呼吸器内科医)より

酸素ステーションの問題点

◆SNSの声

酸素ステーションは、治療と言うよりも対処療法、投薬など治療を行うのであれば、やはり野戦病院が必要だと思います。今のままでは、自宅療養が増えてしまい治療を受けられずに、残念な結果になってしまうことが懸念されます。

酸素ステーションなるところ作っても入院設備ができない限り中等症の患者が運び込まれ、行き先もなくここが満杯になるのは容易に想像できる。何故入院、療養施設を今からでも増やさないのか?もしかして今がピークで問題ないと思っているのだろうか。

酸素ステーションは入院ではない、そこへ公共交通機関使えない感染者がどうやって行くの?いちいち救急車使うの?感染可能性覚悟で家族が車で連れて行くの?独り者は?それとも町内毎に作ってくれるのかなキツくても歩いて行ける様に。もし救急車使うなら1日何人くらいを想定してるの?想定してるならその人数に時間どのくらいで医師が必要とした人全員出来るの?

酸素は安全ではありません。 酸素は一定程度の酸化力があり生体細胞に無害ではありません。機械による人工換気の環境下では一般に100%酸素を吸うことは極めて限られます。適正な知識を持った管理者が適正に管理を行った場合患者さんのためになる酸素療法となります。管理者のいない環境で酸素吸入療法は危険なものと考えます。

酸素不足の件はすでにインドでデルタ株が出たときから酸素ボンベを探して翻弄する家族などの映像も数か月も前からあったこと。その時に準備をしていれば酸素ステーションも全国に何千件もできていたかも。

なぜ中等症の患者を受け入れる病床を作ることが、中国に出来て日本でできないのか?民間の医療が逼迫している国家の非常事態というなら、なぜ自衛隊の医療部隊を活用しない。大規模な平屋にベッドを並べ管理すれば、そんなに沢山の医師も看護師も必要ないだろう。悪化した患者は病院に搬送し、逆に病院で回復したが、管理が必要な患者を受け入れれば、病院の病床の逼迫も解消できるでしょう。

さいごに

図 新型コロナウイルス感染症対策サイト

2021年8月22日時点での感染状況だ。


図:新型コロナウイルス感染症対策サイトより

入院患者数:3,968人
宿泊療養数:1,975人
自宅療養数:24,704人
入院・療養等調整中:14,726人

自宅療養者と入院・療養等調整中を合わせると39,430人。
この39,430人の中でどれだけ酸素ステーションを必要としているのだろうか。

およそ1割が息が吸いづらくて苦しいと感じていた場合、3900人が該当する。
しかし設置予定の病床が240床。これでは話にならない。

政府が思い切って冷暖房管理の東京ドームを1ヶ月貸し切るような手段を取れば一極集中して対応できるのではないのか、と思ってしまう。
そこまでしない限りは今後も死なないまでも苦しむ人が増えていくだろう。

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