中年メディア編集長が日々思うことや時事ニュースをお届けします。

メディア編集長の日々徒然

「AVで見た人だ!」と町中で叫んでみたら見事に炎上

2021年8月14日

この頭を下げた光景を見るのは一体何回目だろうか。

この企画は3人組のYouTuberが罰ゲーム企画として行ったもの。
見ず知らずの女性に対して「AVで見た人だ」と通行女性に叫び、反応を撮影。それを自らのYouTubeアカウントで流して、お金を稼いでいた。また女性に対してはモザイク処理など施されていなかった。

おこさまらんちという3人組

この3人組は「おこさまらんち」という関西を拠点として活動しているYouTuber。チャンネル登録者4000人という、これからの登録者だ。「ネットで好き勝手するチャンネル」として毎日投稿している。

問題視されたのは、8月2日に投稿された「【神回】街中に居る女の子に『A○で見た人だ!』と叫んでみたらwwww」と題した動画だった。

※現在は削除されている。

批判を受けて動画を削除し、その後謝罪動画を上げている。(2021年8月14日13時現在で高評価:50、低評価:2122 再生数11975)

問題の動画は削除

動画を見た感じだと年齢は20歳前後と思われる。もう十分に善悪の判断ができる年齢であると思われるが、3人組の誰ひとりとしてこれは”まずい”とは思わなかったのだろうか。

登録者数が約4000人。容姿はいまどきのイケメン3人組。世間にみつかれば人気が出るタイプだ。恐らく今流行りの炎上芸なのかもしれない。なんでもいいから目立つこと。ニュースになれば少なからず顔が知られる。

そして謝罪動画の欄には、「また、明日から毎日投稿させていただきます」とコメント。自ら自粛期間も取らずにすぐに動画をアップするようだ。

そろそろ法規制が必要ではないか

YouTubeは民間の組織なので、いくら倫理的な問題があったとしても毎日何億もの動画が上がる中すぐに垢BAN(運営者から利用を停止されること)対応はできない。

先日のメンタリストDaiGoの内容も酷い内容だった。(動画は削除され、謝罪あり)
他人を酷く傷つけるようなことをして注目を集め、謝罪しても、翌日からは何食わぬかをでいつもどおり配信を続ける。

やはりいくら自由だからと言って人を傷つけてお金儲けするようなことは許されるべきことではないだろう。

今やお金や名声のためならと「良し悪しの判断ができない人」が多すぎる。配信者のモラルに頼るのもいい加減無理がある。再生数が稼げることが一番。モラルなどは二の次。

そろそろ法の整備が必要なのではないか。

他人に迷惑をかけての「面白い」は度を過ぎれば犯罪になりかねない。もう個人の常識に委ねる時代も終わったような気がする。

テレビのように倫理機関を設けることが急務。一定数以上の不適切動画として指摘があればすぐに対応するような組織が必要だ。

日米の男子中学生がなりたい職業ランキング

ソニー生命が調べた職業ランキングがある。
日本とアメリカの男子中学生のなりたい職業ランキングだ。

すでにこんな時代になっていた。

昔から日本で流行りごとがあると一気に日本国中で流行る。それは娯楽の少ない時代ではテレビの影響が大きかったからだろう。今はYouTubeで一気に流行ることが多い。バズるとも言う。

今はYouTuberがモテはやされている時代。ここ数年そうだ。YouTubeで好きなことをしてお金を稼ぎたい。今で言うジャパニーズ・ドリームだ。

先日もヒカキンが2本で億を超える高級腕時計を衝動買いした動画を公開。消費税だけでも1000万を超えたという。これを見た小学生、中学生、高校生はどう思うのだろうか。

少年少女が憧れるのも無理はない。しかし正攻法では生き残っていくのはそう簡単なことではないだろう。